タイ国内における「タイ語スラング辞典」の報道について
★★「タイ語スラング辞典」の絶版を検討しています★★
ちょうど日本にいた僕に、タイの事務所や支店、大勢の知り合い・友人から何本も国際電話がかかってきました。
【お前の書いたスラング辞典がニュースで批判されているぞ】電話を受けた時は、とても驚きました。
実は、先週の火曜日の朝、タイ国内のテレビ、ラジオ番組新聞の一面で同時に報道され、その内容というのが『日本人向けに出版されているタイ語の教科書の中でこんな変な言葉(スラング)が教えられている』というものでした。
著者として不本意な情報がタイ全国に流されてしまいこの様な不条理なことで皆に非難されるくらいなら■もう出版・販売は辞める方がいい■とさえ思いました。
しかし、ちょっと待てよ!学校の授業や教科書じゃ教えてくれないことを知って、学んでもらう目的で僕はこの本を出版したのです。
●日本人の皆さんに、より深くタイ語を知ってもらうために●
実際、タイ人にケチ、デブ、カモ、ブタ野郎などと隠語で言われてニコニコしている多くの日本人を目にします。憤りを感じるとともに、内心これで良いのだろうかとずっと葛藤していました。
皆さんの中にもそういう場面に遭遇した方は必ずいらっしゃるはずです。だからこそ僕は是非スラング辞典を出版しようと決心したのです。
もちろん、今まで辞書に掲載されていなかった普段の話し言葉を記録しておきたかったということもあります。
●スラングといっても悪口だけではありませんよね●
キツイ言葉には【相手に言ってはいけない言葉】と注釈もつけてあるのです。しかし、執筆を始めた当時は参考文献もなくどのように訳せばいいのか悩みに悩んで出版までには数年かかりました。正直大変でしたし、とても疲れました。
一昔前ですが、三浦和良選手が大活躍していた頃ゴールを決めた時の彼のお約束であるカズダンスを見たとある文化人が『中卒で知性のかけらもない男の醜い行為』と雑誌のコラムに書いていました。
しかし、キングカズは中学を出てすぐにブラジルに渡り厳しい練習を乗り越え、サッカー界を代表する選手になった人です。一流のボクサーにしても幾多の練習や試練を乗り越えて、命を賭けて戦っています。
それに比べて、一般的に知識人や文化人と呼ばれる人達は、一体何をしてきたというのでしょうか?
適当な情報を元に、都合のいい解釈で、相手の立場なんて一切考えずに発言し、責任を取るなんてことは絶対にしない。
苦労の上に出版した本は、僕の子どもみたいなものです。こっちは仕事に命を賭けているんですよ!
俗論や悪口が好きな人達によって、著者の僕に取材もせずにそんな風に書かれたり発言され、批判の的にされたことを非常に悲しく思います。
現在、スラング辞典の絶版を考えています。関係者の皆様には大変御心配をおかけしたとともに大変お騒がせ致しました。心からお詫び申し上げます。
藤崎ポンパン
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